デジタルフォレンジックに強い弁護士は?社内の不正調査や情報漏洩を相談できる弁護士事務所を紹介!

目次
デジタルフォレンジックに強い弁護士事務所の選び方

デジタルフォレンジック調査を依頼する際、最も重要なのは技術力と法的知見を兼ね備えた専門家を見つけることです。
一般的な弁護士事務所では、デジタル証拠の取り扱いに関する専門知識が不足している場合があります。特に、証拠保全の段階で適切な手順を踏まなければ、せっかく発見した証拠も法廷で無効になってしまう可能性があります。
デジタルフォレンジックに強い弁護士事務所を選ぶ際のポイントは以下の通りです:
- 証拠保全から法廷提出まで一貫したサポートができること
- 高度な技術ツールを使用した調査が可能であること
- 民事・刑事両方の訴訟経験が豊富であること
- 鑑定人として法廷に出廷できる専門家がいること
実際に、多くの企業が「データは復元できたが、証拠価値が認められなかった」という問題に直面しています。このような失敗を避けるためには、最初から適切な専門家に依頼することが重要です。
AOSリーガルテック株式会社の特徴と実績

デジタルフォレンジック分野において、特に注目すべき企業がAOSリーガルテック株式会社(旧AOSデータ社)です。
同社のデジタルフォレンジック技術は、犯罪捜査や企業の不正調査に対してデータ復旧技術で大きく貢献したということで、経済産業大臣賞を表彰されています。これは、技術力の高さを公的に認められた証拠と言えるでしょう。
特筆すべきは、同社が日本で初めてモバイルフォレンジックの技術を使って、警察、検察の証拠調査にも協力してきた実績があることです。また、日本で唯一の企業主催のフォレンジック展を開催するなど、デジタル司法に積極的に関わっている日本のトップフォレンジック企業です。
AOSリーガルテック株式会社の技術的特徴は以下の通りです:
- AI(ディープラーニング)を活用した高度な技術力
- デジタル証拠が改ざんされていないことを証明する技術
- 専門調査官による専用ツールを使った解析
- 司法機関に提出する証拠データの作成
17年以上に渡るコンピュータフォレンジック調査、分析、および実際の訴訟支援・鑑定支援を行っており、優れた専門技術者とデジタルフォレンジック分野の専門知識を持つ弁護士により構成された「プロフェッショナルな鑑定チーム」を通じて、訴訟をサポートしています。
弁護士向けフォレンジックサービスの詳細

AOSリーガルテック株式会社では、弁護士の皆様に対して包括的なサポートサービスを提供しています。
民事証拠保全(民事訴訟法234条)の支援
相手方のPCやスマートフォン内のデータについて訴訟での提出が期待できない場合や、提出を求めた時にデータが改ざん・削除されるおそれがある場合に対し、以下の支援が可能です:
- 個々の事案に応じた適切な証拠保全方法をアドバイス
- 証拠保全場所で保全作業(複製作業)を実施
- 証拠保全決定送達後、証拠保全開始までの間に削除されたデータの復元
- 証拠保全前の裁判所面接に同席
実際の実績として、競合他社へ移籍した社員が持ち出した情報の特定事例があります。移籍先企業へ赴き、当該社員のPCを確保し、データ保全のうえ、削除された顧客名簿データや技術情報データを復元した事例もあります。
鑑定人として出廷(刑事訴訟法165条、民事訴訟法212条)に対応
裁判所からの鑑定請求に対して、以下のようなサポートが可能です:
- 鑑定請求から鑑定決定までの手続き全体についてアドバイス
- 鑑定事項について裁判所と調整
- 捜査機関が解析できないスマートフォンの高度な解析・復元
驚くことに、捜査機関のツールで復元できなかったものを同社のツールで復元できたケースが多数あるとのことです。これは、同社の技術力の高さを示す具体的な証拠と言えるでしょう。
刑事弁護の支援
刑事弁護においても、様々なケースに対して個別対応が可能です:
- 警察署や検察庁舎の会議室で押収端末のデータを保全
- データを持ち帰り、AOSラボで復元・解析を実施
- スマートフォンの場合、保全後その場での復元も可能
- 裁判所・捜査機関に向けた技術的観点からの意見書作成
具体的な調査事例と対応分野

実際の調査事例を見ることで、デジタルフォレンジックの効果を具体的に理解できます。
パワハラ訴訟事例
パワハラにより自殺した方の遺族が会社に対し損害賠償を求める事例では、故人が生前使用していたスマートフォンの調査により、部長からの「お前は営業に向いてないよ、辞めてしまえ」という内容のメールや、交際していた女性にあてた「もう死にたい」というLINEのメッセージが発見され、損害賠償請求における有力な証拠となりました。
また、過労死した遺族から企業への損害賠償請求訴訟においては、企業へ赴き、亡くなった方が使用していたPCの電源オンオフ履歴を解析し、削除された勤怠管理表データを復元した事例もあります。
離婚調査事例
離婚調査では、スマートフォンの保全を行い、LINEのデータから「送信:371件」、「受信:503件」のファイル復元を実施。復元されたメールには特定の女性との親密なやり取りが数多く含まれており、離婚原因である不貞行為(浮気)を立証できた事例があります。
刑事弁護事例
痴漢事件のアリバイとなる証拠を取得する事例では、スマートフォンの調査を行い、ゲームアプリのログから「痴漢の犯行時刻に両手を使ってゲームを行っており、犯行は不可能であった」ことを示す証拠データを確保した事例があります。
労災事件
労災事件においては、パソコンのログオン・ログオフ情報やExcel、Wordなどのログの調査を行い、事件直前に長時間にわたって不眠不休で仕事をしていた証拠を確保し、これに基づき労働基準監督署に対して労災の申請を行う事例もあります。
これらの事例から分かるように、デジタルフォレンジック調査では以下のような情報を検出・復元することが可能です:
- 通話履歴(発信履歴、着信履歴)
- メッセージ(メール・SMS・LINE)
- 画像・動画の復元と鮮明化
- Excel、Wordなどのファイル
- インターネットアクセス履歴
- 電話帳・アドレス帳
フォレンジック調査の流れと料金について

フォレンジック調査は、以下の4つのステップで進められます。
1. ご相談(無料)
フォレンジックコンサルタントによる調査対象と調査案件の内容確認を行います。秘密保持契約(NDA)を締結し、調査範囲や調査媒体を特定します。
この段階では、状況把握のためのヒアリングと調査対象や情報機器の特定を行います。相談は無料ですので、気軽に問い合わせることが可能です。
2. 保全
専用機器で保全を行うことで、調査対象媒体のデジタルデータが改変されずに複製されます。複製したデータについて、オリジナル媒体のデータと同一であることをハッシュ値で確認した後、複製したデジタルデータに対して証拠調査を実施します。
この保全作業によって証拠価値が保持されるため、法廷での証拠として使用することが可能になります。
3. 調査
保全したデータを証拠価値に十分配慮しながら、専門調査員が証拠データとして解析・調査します。削除されたメール、文書ファイル、インターネットの閲覧履歴などを復元し、USBメモリの接続履歴なども解析します。
高度な専門ツールを使って特定のキーワードを限定して、ハードディスク内の全データの高速検索なども行います。
4. 調査報告
削除されたメール、文書ファイル、インターネットの閲覧履歴、使用ソフトなど、解析した証拠データを訴訟資料や不祥事の報告書など、証拠価値の高いレポートとして専門弁護士の監修のもとフォレンジック調査員が作成し、報告します。
料金については、調査の内容や規模によって異なりますが、まずは無料相談で詳細を確認することをお勧めします。AOSリーガルテック株式会社では、お電話(03-6809-2117)またはWebフォームから相談を受け付けています。
信頼できるパートナーの選び方
デジタルフォレンジック調査を成功させるためには、適切なパートナー選びが重要です。
AOSリーガルテック株式会社のような実績のある企業を選ぶ理由は明確です。経済産業大臣賞の受賞実績、17年以上の調査経験、そして警察・検察との協力実績など、信頼性を裏付ける要素が揃っています。
また、同社ではデータレビュー対応もオプションサービスとして提供しており、調査後の分析までトータルでサポートを受けることが可能です。
特に重要なのは、技術的な調査だけでなく、法的な観点からのサポートも受けられることです。鑑定チームには弁護士も含まれており、訴訟を見据えた戦略的なアドバイスを受けることができます。
デジタルフォレンジック調査は、単なる技術的な作業ではありません。法的な証拠価値を保持しながら、裁判で通用する証拠を収集する高度な専門業務です。そのため、豊富な経験と実績を持つ専門家に依頼することが、成功への近道と言えるでしょう。
もし、あなたの会社でデータの不正利用や情報漏洩の疑いがある場合は、できるだけ早い段階で専門家に相談することをお勧めします。時間が経過するほど、重要な証拠が失われる可能性が高くなるからです。
デジタル時代における企業防衛において、信頼できるフォレンジック専門家との連携は、もはや必須の要素となっています。適切なパートナーを選び、万が一の事態に備えておくことが、現代の企業経営には不可欠なのです。
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